私が今の仕事を始めたきっかけは、
肌に悩む女性の力になりたい
なんて格好良いものではなくて、



とにかくアトピーとニキビで悩む
自分の肌を変えたかったからです。



エステティシャンになれば、
最新の美容情報も分かるし、
お店のメニューも
練習で受けれたりして、
それで綺麗になるはず。
って思っていました。



現実はそんなに甘いものでは
全くなかったけれど。




今私は33歳。
セラピストになって13年ほど経ちます。



自分の肌を好きになれたり
毎日のメイクも、隠す為に
しょうがなくしていた頃から、
純粋に楽しめるようになったのは
26歳くらいから。



とはいっても、
多分私にお会いした事がある方は、
手とかを見れば、
あ、この人アトピーなんだなと
わかると思うし、
今でも揺らぐ時はあります。



本当はこんな仕事を
してるんだから、
憧れられるような、
つるんっぴかんっ！
な肌だと最高なんでしょうけれどね。



それでも私にとって今の肌は
昔と比べると遥かに綺麗なんです。



特に10代～20代半ばは
肌も身体も自分のものなのに
言うことをきいてくれない、
全く別物の様でした。



多分、男性には分からない
価値観かもしれないけど、


女性って、
どんなに毎日慌ただしくても
どんなに辛いことがあっても


肌のコンディションが良い


それだけで、大袈裟だけど
頑張る気力が湧き出るものです。


“好きな人にすっぴんを
見せれるようになりたい”


当時、夢だったその想いが、
私をセラピストという仕事に
導いてくれました。



今はどうして昔、
そんなにトラブルが多かったのか、
中々綺麗にならなかったのか
よく分かります。



“木を見て森を見ず”の言葉が
あるように、症状ばかりに
目を向けていたから。


トラブルの原因から逃げて
簡単に直そうとしていたから。


せっかちな私は
いつまでも肌を育てようと
思わなかったから。


自分の身体を大切にしてなかったから。


もう少し、
その時の私の肌の事、
身体の事を書いてみようと思います。

良かったらお付き合いください。

part2へ続きます



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